【翻訳文字起こし全文】Marlowe・ウェビナー 金融の新世界 パネルディスカッション
MarloweとACTUSの関係者がウェビナーで、新しい世界の金融について話している動画の翻訳文字起こしとなります。スマートコントラクト
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以下の文章は、IOHKのYouTube動画「Marlowe・ウェビナー 金融の新世界 パネルディスカッション」(2021/6/11)を翻訳文字起こししたものです。
皆さん こんにちは!お元気ですか?これはMarloweのウェビナーシリーズです
最初のセッションは 「分散型金融」に関するパネルです
このパネルには ACTUSのWilli Brammertzさんがいらっしゃいます
そして Simon Thompsonと私です
二人ともMarloweのスタッフです
それでは パネリストの皆さんに自己紹介をしていただきましょう
Willi あなたからお願いします
私の名前はWilli Brammertzです
私は35年ほど前からファイナンスに携わっています
金融とは何か 本質的に考えています
ですから ブロックチェーンとの関連でも このことをお伝えしているつもりです
私もWilliと同じくらいの期間 コンピュータの世界に身を置き 学術的なコンピュータサイエンティストとして活動してきました
そして現在は IOHKでMarloweの技術チームを率いています
つまり 最初はケント大学 現在はIOHKの私のチームがMarloweを設計・実装したのです
素晴らしいですね
私はShrutiです エンジニアリングのバックグラウンドを持ち 暗号通貨のエコシステムのシミュレーションを設計・構築するのが得意です
現在 私はMarloweのプロダクトマネジメントを担当しており ビジネスケースをはじめとする製品開発のあらゆる側面でチームを支援しています
ですから このパネルをとても楽しみにしています
なぜなら 分散型金融の未来という観点から 私たちには探求すべきことがたくさんあると思うからです
また これを残りの金融界 特にWilliの出身地である伝統的な金融界とどのように融合させていくかという点でも 検討すべきことがあると思います
それでは いくつかの質問から始めましょう
Williさんは 「金融とは何か」という問いをずっと考えてきたとおっしゃっていましたね そのことについてお話しください
あなたの考えを教えてください
まずは「金融とは何かというものはない」ということを言っておきましょうか
多分 それは良いことです
お金をAからBに動かすことではありません
それは金融の一部です
それは金融の一部ですが 実際には金融よりも暴力に近いです
時間をかけて物事を可能にすること 今お金を持っていてそれを寄付する人 後で返してもらいたいと思うかもしれない人 今IDを持っていてお金を持っていない人 とにかくブロックチェーンの世界ではそういったことが起こります さて いまお金の工面についてすべて言いました
つまり 金融とは 時間をかけて行われる支払いの連続したものと関係があるのです
例えば 住宅ローンですが これは単純なケースで 家を建てるためにお金をもらい 30年 40年 50年かけて返済していきます
では 金融とブロックチェーンの相性はどうでしょうか?
私は ブロックチェーンはそこに行くべきだと思います
今日のブロックチェーンは 私が金融のフリンジと呼んでいる場所にいます お金やコイン 暗号化されたお金など 本物のお金をAからBに移動させるものです これは 基本的にはWestern Unionの代わりとなるもので 新しい技術を使ったWestern Unionと言えるかもしれません
つまり ブロックチェーンが金融に関係するようになるためには 先ほど言ったように 金融債務を扱えるようにするという まさにその役割を果たす必要があります これらの債務は 本質的にデジタルであるため ブロックチェーンでモデル化するのに最も適した資産です これについては のちほど詳しく説明する予定です
だから 私はいつも ブロックチェーンと金融ファイナンスがどのように適合するかという話だと思っていました
特に暗号通貨についてはどう思われますか?それらについて何か言いたいことはありますか?それらはどのように適合するのでしょうか?
ここで私はBitSharesについて言わなければなりません
一部の暗号関係者はあなたを嫌っています
しかし 暗号通貨は本来のお金の役割を果たしていませんし その主な理由のひとつはその不安定さです
つまり 暗号通貨はコモディティに近いのですが 非常に不安定なコモディティなので 金融には非常に不向きなのです
これはブロックチェーンとはまた別のものです
ブロックチェーンでは 金融契約などを記録することができるわけです
暗号通貨がその特定の金融目的のために成功するかどうかと 投資に適しているかどうか
それはまた別の問題です
それは コモディティや変動する株式のようなものではないでしょうか?
もちろんそうですね 「ステーブルコインはどうですか?さきほど不安定という言葉がありましたが 問題があると思いますか?その可能性はあると思いますか?
それは可能性としてはあります しかし 本当に安定したものにするためのユースケースがあまり見えてきません 100%安定するためには 真の現金に裏打ちされていなければなりません つまり 米ドルのステーブルコインには 背景に米ドルがなければなりません
そうなると ビジネスケースになりません
だから マニュアルがあって ホールに置かれているだけでは 何も生まれないんです
もちろん 人々はその一部を貸し出すこともできるでしょうし ブロックチェーンの世界では非常に批判されていたフラクショナル・バンキングも可能になるでしょう つまり 大部分の人は現金が小分けされているということを学んでいたので 危機に陥ったときに失敗してしまう つまり流動性危機に陥ってしまうのです 私の意見では 解決策は国立銀行のコインであり イギリス スイス アメリカ そしておそらく他の国でも議論されています
ありがとうございます
それはとても興味深いですね
ありがとうございます Williが 暗号通貨のユースケースやブロックチェーン自体のユースケースについておっしゃったように お金にはいくつかの異なる機能があり それは口座の単位であり 価値の貯蔵庫であり 交換の媒体でもあります 基本的に通貨として成立するためには これらの機能がすべて満たされている必要があります
現時点では ブロックチェーンはそれ自体がコモディティとして捉えられており 価値の貯蔵庫 あるいは非常に投機的な価値の貯蔵庫であるという事実を満たしていると思います
交換手段としてはあまり良くないかもしれません 特に他のチェーンでは 一つ一つの取引に膨大な手数料がかかります
特に 非常に投機的な資産である場合には 貨幣の速度が非常に遅くなり 特定のグループの人々がその価値がはるかに高くなることを期待している場合には ポケットを締め付けて 基本的に通貨を保持し 商品や交換 あらゆる種類の取引を行うことができません
この絵のように ちょっとしたトレーニングをしてみましょう
例えば ある通貨を調べてから 家を建てるとします
そこで 例えばビットコインを手に入れるとしましょう
今日は3万ドルですか?30,000としましょう
それなりの家を建てるのに30ビットコインが必要なんですね
イギリスのある州では ポンドで支払いますよね そうすると 一日の終わりに その人たちはポンドで受け取ることになり 今度はこの30ビットコインを 何年もかけて 100万ではなく 1000万かもしれませんが 返していかなければならないのです
倒産してしまいますよ
それはできません
他の方法もあります
運がよければ 100万じゃないんです
たった10万です
あなたはラッキーだけど 相手は破産してしまいます
だから どちらかが破産するか 大打撃を受けるかのどちらかに決まっているのです このように 財政における時間的要素はとても重要で ある種の安定性が必要なのです
さて ここまでは最悪のユースケースを想定してきました
ここからは そのような金融商品をさらに深く掘り下げていきましょう
では まず金融契約とは何かを定義することから始めましょう さて 今回の課題では それに挑戦してみましょう
金融契約を最もシンプルに定義するにはどうすればいいのか
最初に 私はそれが本当は何でないかを定義したいのですが ほとんどの人はそれが紙の山ではないと思っています
通常 財務的な背景を考えると 明確な説明が書かれた紙の山について考えることになりますが ほとんどの人はそれさえも読みません
しかし 債務とは何か 金融契約とは何か 第一に それはキャッシュフローの純粋な交換です
ほとんどの取引は 車を買うとお金が移動し 車を手に入れ 家を手に入れ パンを手に入れる といった具合です
ほとんどの経済契約では お金と何かの品物を交換しますが ここでは お金とお金を交換します
つまり お金が異なる方向に流れるだけなのです
金融契約の2つ目の良い特徴は それが数字であり 勘定の単位であるということです
それは本当に数字なのです 今日 コンピュータの中にあるものは数字なのです
自分のお小遣いを考えてみても それは数字なんです
お札を持っていても 重要なのはお札の大きさや色ではありません
つまり決定的なのは数字です
それは純粋に抽象的な数字です
そして私たちは 金融は時間の経過とともに何かをすると言いました
これらの時間軸上の数字が アルゴリズムでつながっています
このような紙の山のようなものではなく これらのことを何となく説明していますが 実際には準備ができていません
しかし それらは本当に数学的なアルゴリズムなのです
もし数学的アルゴリズムでなければ コンピュータはそれを扱うことができません
コンピュータが数学以外のものを扱うことができないのは明らかだ
だからアルゴリズムになり得るのです
これが最後の数字です 人々が金融契約を交換する方法をすべて見てみると それは荒唐無稽だと言うかもしれませんが 100万通りのパターンがありますが 実際に存在するパターンは非常に少ないのです
確かに 私が明示的に使用しているのは3ダース以下なので ここでは少しぼやけてしまいますが 3ダース以下のパターンであれば 基本的に世の中にあるすべてのものをカバーすることができます
実際 ほとんどの金融取引は 全体の60~70%が5~6のパターンに従っていると言っても過言ではありません
つまり 最初の数字で表されているのです
アルゴリズムによって理想的なデジタル資産となります なぜなら真の契約はコンピュータの中の国にあるからです
一方 デジタル資産について考えてみると よく「家の中にトークンがある」という話があります
さて トークンはデジタルですが 家はデジタルでしょうか?そのような家にあなたは住みますか?家の写真を持っていても住まないでしょう
つまり 家は決してデジタル資産ではないのです
デジタルなのはトークンだけで 資産そのものはデジタルなのです
ですから このような様々な新しい金融には理想的なのです
では 現在の金融構造の限界はどこにあるのでしょうか?これらのデジタル・アーティファクトが組み込まれていると思いますか?今あるものの問題点は何でしょう?
私が言ったことが理解されていないということです
つまり 非常に少ないパターンに従っているので そのパターンを標準化することができるのです
しかし 現実の銀行では 誰もが弁護士の論文を読み 皆がそれぞれの方法でプログラムを組んでいるのです なので 同じことを何百万通りもプログラムすることがしています
データも名前もプログラミング言語もです
つまり 同じことを何度も何度も数千通りもの方法で行っているのです
そして 非集約的になるのです
これが本当に問題なのです
これは銀行間の問題だけではありません 一方の銀行が他方の銀行を理解していないだけでなく 銀行の内部でも同じです 基本的には同じことをするシステムがたくさんあります それらのシステムは 非常に高価なプロセスによってのみでしか ほとんど通信できません
結局 足りないのはこれらのパターンの標準化であり 現金のやりとりの方法です
つまり 同じことをしていても それが違った方法なので うまくいかないのです
私はある学生を覚えています 私たちの学生は 最終学年の前に産業界で1年過ごすことになっていました
その学生は ロンドンの金融機関に行きました
今からせいぜい10年ほど前のことです
彼は 1960年代のコンピュータのシミュレーションに取り組んでいました
なぜなら 彼らには再現できない60年代のコードがあったからです
そのコードを 40年前に出荷されたマシンのシミュレーション版で実行するしかなかったのです
つまり デジタルはそこで重要な役割を果たしていたのです
しかし それはアクセス可能な形ではありませんでした
あなたがおっしゃっているように すべての実装が異なるということです
その機関は 何だったか忘れましたが 再現できないことにとても神経質になっていて そのようにして存続させるしかありませんでした
今はもうないでしょうね
そして あなたのシステムは頭打ちで 標準がありません
これは 言語の限界をよく表していると思います 特に 物事や契約 基本的には論理に基づいた条項であるにもかかわらず 英語やその他の人間の言語で表現されている場合には 曖昧さや意味上の曖昧さが多く見られます
その結果として起こるのは 基本的に異なる解釈です
つまり すべての契約書は 1000通りの解釈が可能なのです
あるいはそれ以上かもしれません
ですから 標準化についてのご指摘は 非常に共感できるものです
では 標準化についてもう少し詳しく教えてください 私たちはMarloweでACTUSを使用しています
これは 複雑で異なる複数の種類の契約に関して 非常に効果的であることが証明されています
しかし 基本的には同じパターンを踏襲しています
それがACTUSが発明された理由なのです
ACTUSとは algorithmic contract type unified standard の略です
ACTUSは 満期日や発行日 金利などの契約の属性を標準化するだけでなく 通常の標準化を行った最初の そして今のところ唯一の規格であり 今後もそうであり続けてほしいと思います
これらの属性を契約の初期状態として理解するアルゴリズムと 時間の経過とともに状態が変化していく状態遷移関数を標準化しています それが ACTUSが標準化したもので 私たちは「お金のやり取りのパターンは非常に限られている」と言いました
だから これは可能な仕事なのです
小さな仕事ではありませんが できない仕事でもありません
重要な仕事なのです
そして それは可能なことなのです
ブロックチェーンと新しい金融のためのブロックチェーン これは絶対に必要なことだと思います
そこで 銀行を置き去りにしなければならないのです
というのも 今日 銀行のオペレーションコストの60 70 少なくとも50%は この調整や 自分のやっていることを理解するための作業などに費やされているからです
そして本当の意味でのコスト削減 品質の向上の余地があります つまり銀行のことをより理解するでしょう
その通りです
そうですね
それはとても意味のあることです なぜなら コントラクトのステートマシンを見ることで 基本的にコントラクトを極めてシンプルで論理的な方法で表現することができ 誰もが同じように解釈できるようになるからです
これが標準化の利点です
しかし同時に コントラクトを分析するために多くの計算を行うこともできるようになります
特に より複雑な契約については 複数の契約を組み合わせることで より複雑な金融商品を構築することができるようになります
これは非常に興味深いことです
非常に大きな付加価値があると思います
本当に価値があると思います
それは真の価値です
そうですが 同時に 多くのブロックチェーンが存在することも想像しなければなりません コントラクトは異なるブロックチェーンに存在することになるので それを考慮しなければなりません
だからこそ すべてを自分の側でまとめて理解できる方法が必要なのです
つまり ブロックチェーン上で見つけたコントラクトのデータや状態は ACTUSアルゴリズムを指し示しています
誰でも手に入れることができるのです
だから あらゆる日のデータを吸い上げることができます
そして そのデータの意味を理解することができます
すべての金融契約の原則的な意味は すべてを書きこんだところからの将来のキャッシュフローです
では その限界や課題は何でしょうか?ACTUS規格を採用して ブロックチェーンに乗せることを考えていますか?あなたならどうしますか?
そうですね ブロックチェーンで理解していることは ブロックチェーンにはできるだけ少ない情報を載せて できるだけ元に戻さないようにしなければならないということです
そこで ブロックチェーンは何のために作られているのかを考えるべきだと思います ああ どこが本当にいいのでしょうか
私の考えでは ブロックチェーンは観察可能性という点で非常に優れていると思います これは 「安息日」の原則に立ち返れば あなたと私 私たちが同じものを見ることができる単一の真実の源があるという意味です
だから 騙すことはできないのです
これがブロックチェーンの最大の特徴だと思います
それから ACTUS規格もあります これはブロックチェーンの外にありますが 誰でも利用できます
これは状態遷移エンジンで ブロックチェーンではできない高度なコンピューティングを実現しています
そこで すべてのブロックチェーンから 資産を分散させた状態や 計算するカーネルを入手し それを使って 最も簡単な方法でバランスシートを作成するのです
高度なタイムシートを作成したり ストレステストを行ったり モンテカルロシミュレーションを行ったりします また Treasury functionなどもあります
はい わかりました クールですね
ブロックチェーンに保存されるデータや ブロックチェーン上で実行される計算とオフチェーンで実行される計算の最適化に関しては 開発者やブロックチェーン上で製品を作る人が心に留めておくべきことだと考えています
これは 誰もがアクセスできる必要のある分散型台帳のスケーラビリティを向上させる上で 重要な分野のひとつだと思います
そして それは観察可能性という利点を提供するものです
ACTUSが提供するのは検証可能性です なぜなら 誰もが知っている信頼性の高いコードなので たとえ契約を結んだとしても キャッシュフローを交換する意図を表すコードがすでに存在しているからです
このようにして 他の場所でも述べたように 強制力を持つことになります
なぜなら 最初に知っていたこと 合意したことを最大限に知ることができるからです 合意したことを確認するためにちょっとしたシミュレーションを行い 署名することで ブロックチェーンの観察可能性を長期的に確保することができます
つまり 知らなかったということを主張する余地はほとんどないのです
つまり それは不可能なことなのです
そして それは監査可能だと思います
Marloweの実装は ブロックチェーン上のカットに取引の痕跡を残し 誰もが独立して監査し 自分のクライアントが特定の実装やACTUSの契約を結んでいるかどうかをチェックできるようにしているのだと思います
つまり 誰でもできるということですね
そのとおりです
そしてそれはオープンです
このような状況では 中央集権的な信頼性はなく 誰かがチェーンを見て自分で検証することができなければなりません
私たちを信頼する必要はなく 取引の痕跡を見て 何が起こったのか 契約に忠実なのかを確認することができます
これは重要なポイントだと思います
ブロックチェーンのもう一つの重要な機能は 契約を簡単に取引できるようにすることだと思います
そして 証券化 トークンの場合は 契約そのものを理解する必要があるので 多くのことを回避できると思います
トークンであれば 契約書を見て あなたが10% 私が20%を所有していると言うことができます また明日はその逆になるかもしれません
そのため 取引を続けることができ 特定の資産を誰がどれだけ所有しているかを常に把握することができ 計算が行われ キャッシュフローが明確になり さらにその先へと進むことができるのです
まさにカルダノのブロックチェーン上で見ることができます
つまり コントラクトを実行すると 私たちはいくつかの新しいトークンを鋳造し それらはコントラクトにおける様々な役割の所有権を表します
だから それを手に入れたら それらをトレードすることができますし Marloweコントラクトを書いて 他の契約での役割をトレードすることもできます
しかし これらのトークンは組み込まれています
ネイティブ・トークンなのです
つまり カルダノ自体に組み込まれているのです
そして そのためにはブロックチェーンは良い言葉だと思います
しかし 繰り返しになりますが 所有権の問題です
誰がその契約を所有しているのでしょうか?つまり 将来のキャッシュフローの流れは誰のものなのでしょうか?私はどれだけの負債があるのでしょうか?どの時点で?
ええ 間違いありません
そうですね
Marloweでは Simonが言ったように すべての役割がNFTに含まれています
また その役割に関連した責任を移すこともできるので 金融契約にも柔軟性を持たせることができると思います 膨大な量の紙を扱うのであれば かなりの費用がかかったかもしれませんね さて ここまでで多くのことを説明してきましたが 最後に ほとんどのユーザーが複数の異なるチェーンに資産を分散させているという非常に現実的な課題について 少し触れておきたいと思います
ブロックチェーン以外の世界でも 複数の異なるプラットフォームに資産などを持つことは 今日でも十分に考えられることです
では 相互運用性について少しお話を伺いたいのですが 相互運用性に適用される標準化について どのようにお考えですか?
それが相互運用性の本質だと思います
そして 金融契約全体を相互運用できるようにしなければなりません 現在 単一の支払いについては 多くの相互運用性があります Swiftではなく 金融契約の一部である利息の支払いです
つまり 相互運用性のほとんどはそのレベルに過ぎないのです
ですから 金融契約全体を相互運用できるようにしなければなりません
なぜなら 私たちは「これだけ払わなければならない」という今日限りのことだけではなく 金融契約を理解するために 常に将来のキャッシュフローの流れ全体を知る必要があるからです
そうすると ACTUS規格以外に答えはないと思います
ACTUS規格は アルゴリズムで表現されたキャッシュフローの流れを知る 明確かつ唯一の規格です
これを標準化することで 契約が完全に相互運用可能になります
すでに述べたように 以前は ブロックチェーンAにコントラクトがあり ブロックチェーンBにもコントラクトがありました
そして 私がAとBから知る必要があるのは状態だけです
そして それはチェーン上に保存することができるものです
そして それをACTUSアルゴリズムを使って実行し 結合するのです
そうすると バランスシートを作ることができます
そして 損益計算書を作成し あらゆる必要な分析を行うことができます
そう 標準化 標準化 標準化なのです
というのも 私がこれまでに見てきた他のチェーンやエコシステムでの相互運用性の多くは 資産の移動に関する相互運用性でした
しかし これは実際には契約そのものの移転の話です
コントラクトは 複数の異なるチェーンで運用できる必要があるということです
そのために私たちが提案しているのが 標準化です
非常に興味深いですね
さて 今回はWilliから 伝統的な金融業界から学んだことについて とても良い洞察を得ることができたと思います そしてSimonは 特に技術的な観点から いつも素晴らしいコメントをしてくれます
ですから このウェビナーで予定している今後の講演では 修正方法を検討し これらの課題に対処していく予定です
それが私の講演の焦点になるでしょう
また Simonが技術的な側面 特にセキュリティに関連する側面の概要を説明し 基本的にそれを深く掘り下げていきます
そして最後に 各セッションの後に クロージング・セッションを行います
それぞれのトークセッションの後には 皆さんに参加していただくためのQ&Aを用意しています
それでは 今後ともご協力をお願いいたします
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